開業して2年目の金曜の午後、
ご予約の方の施術を終えてひと休みしている最中に
ウォーターサーバーのタンクの水が大きく波打ち
少し外にこぼれるほどの揺れを感じ、いそぎ外へ出ると
旧山手通り沿いの信号・電信柱・消火栓などが大きくしなりながら揺れ続けていて
周囲のビルやマンションなどから 蟻の様に人々が吐き出されて来て
口々に「大きい揺れですね・・ だいじょうぶですか?」と言う声があちこちから。
しばらくしてから院内のFMラジオから津波への警戒文言が聞こえ
その次には大津波へと言葉か変わり、避難への注意喚起となり、
その後は東北を主に 太平洋沿岸への津波の被害とおそろしいくらいに人々が暮らす
土地へ黒い塊のような海水があらゆるものを飲み込みながら街の様子を一変させる
映像などでも いまでも目を覆いたくなるような光景ですが、実際に被害に遇われ
非難された方々から呆然と 被害者よりも第三者の様に力なく「あ~、ひどいもんだ」
等の声に自然の脅威と猛威に無力な感じが心が痛くなりました。
高校を岩手で過ごした自分には 沿岸からの出身者とも知り合いも多く さいわいにも
連絡が取れた者といまなお どうしているのかわからない者など13年を過ぎている
いまがあり 忘れる事ができません。
この東日本大震災の発生後に 新たに学び始めた施術を学ぶ学校で知り合った先生と
共に東北をサポートする団体と行動し 石巻 女川の復興住宅で過ごす被災者の方々へ
自分たちは施術を無料提供するボランティア活動を行いました。
施術を担当した方々から 当日の状況を 相手側から口々に教えてくださり
ある人は家ごと津波で海へ流され、2階の窓から 大きな板へ移り数時間海を漂う経験を
しながらも奇跡的に救助された事で
「ありがたい おかげさまで生きながらえて
今はここで遠くから駆け付けたあんたがたに気持ちいいマッサージしてもらって
ほんとうに感謝しかないねぇ・・」と、うっすら目じりに涙を溜めながらも
笑顔で語る 高齢の女性の話しを聞きながら こちらが涙を流しながら施術させて貰い
お礼を言われるなんて と感じたことがないくらいに心がぎゅうっと締め付けられた
経験は何年経っても この日がくると思い出されます。
サポート団体の方に津波被害を受け多くの幼い命を失ってしまった
大川小学校跡へも案内してもらいました。
建物だけがポツンと 中はガランとした状態で ただ立つだけをなんとか保っている様な
小学校建屋が 逆に怖さを一層強める存在感となっていました。
裏山の避難道も訪れました。 被害のあった児童・教員は なんでここを目指せなかったのか・・?
ここへ来ていれば ・・・ この地で当日を迎えなかった自分でさえ後悔の念でこの地を
訪れました。
被害に遇われた方々の親族や知り合いの方々の無念は 自分が感じる以上の
悔やまれる事故だったのではないでしょうか。
今年の始まりに起きてしまった能登の震災も 新社会人で初めて赴任した石川県で
通った土地でもあり またしても 所縁のある地が地震と津波により被災してしまい
この国で過ごす以上はどこでも同様に被害を受ける事を理解し 普通に過ごす事が
出来る時にこそ感謝しなければいけないのだと心得ないといけないのですね。
毎年この日が来ると あの女性の「おかげさまで・・」
この言葉を胸にしながら自分は生きております。
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【渋谷・神泉の整体マッサージ院】
神泉カイロプラクティック いわもと整体院
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