症例報告:寝違え フットサルを前日やっている最中からなんだか・・

Sさん 男性 40代

主訴
昨日 起きた時から、首を動かすと痛くて・・

経緯
●一昨日にフットサルをやっていて その最中から違和感を感じていた。
●昨日は起きた時から首を動かすと違和感から痛みに変わっていた。
●痛みを感じる動作は、左右に頭を倒す30°以内/左に振り返る45-50°
/うなずく60°までで感じる。
●現在の首の痛み ご自身の感覚で10段階中/8レベル

△主にパソコンでのデスクワーク中心の仕事。
△学生時代は部活、今でもフットサル/水泳などしていて、カラダはだいたい動かしている

希望:首を動かす際の痛みをなんとか無くしたい


問診を終え、ご本人の姿勢をチェック。

痛みがあるから、首は正面から見ると右に傾いている。
立ち姿勢も 右重心/上体・骨盤を含め右捻じれ
立ち姿勢 後方から 肩・肩甲骨・腰骨の左右が右下がり

この状態を院長が真似てみて 訴えの首の可動性を確認すると
同様に突っ張り感や、動かしにくい事を確認。

意図的に捻じれや右肩・右肩甲骨が下がり、左腰骨が上がる
3つのポイントを正しい状態に近付けてみて、

訴えの首の動きを痛み少ない範囲で動いてもらうと、
うなずく70°/左振り返り60°動作は少しだけラク
但し 左右に頭を倒すのは変わらず・・

Sさんの状態での施術は寝ても・立ち座り どちらでも対応は
可能でしたが、背骨の状態を確認したところ、

頸椎7 胸椎1-2 ・ 5-7番の背骨の配列にズレが確認されました。

背骨の出っ張りが真っ直ぐになっておらず、上記の部位が右にズレ
ていた状態。

このズレを正しい位置に戻すためにバネのチカラを利用する器具で
配列を正して、上腕・前腕・手首・指 の調整を行い、

再度 首の各動きを確認したところ、痛みのレベル8 → 4~3へ。

Sさんへのこの後の指示では、

ズレた骨が元に戻らない様に、施術後から3-5日は
急な首だけでの振り返り動作は禁忌に。

振り向きが必要な際には、上半身・全身での振り向きを
しばらくは徹底し、筋緊張が緩むまでのインターバルを取る事を注意。

デスクワーク PC作業時の姿勢でも 足組み/頬杖付く様な姿勢・椅子を浅めに
ずり落ちるような座り方はしない様に指示。
※フットサル・水泳も数日はお休みする事も併せて指示

寝違えは筋肉が関節に付いている両側の部分にセンサーの役割をする筋紡錘反射により
これ以上引っ張られたら、関節から筋肉が千切れてしまうと言う事で

これ以上 引っ張らせない様に異常に収縮した筋緊張で左右の張力が変わり、
骨の位置をズラし背骨周辺の知覚神経が過剰に働いている状態で、

脳からの指令で 「筋肉 ゆるんでいいよ~」とならない限り
いつまでも異常収縮を継続させるやっかいな状態です。

ひどい寝ちがいは2~3ケ月や半年続く人もいる位ですからね・・

院長のSさんの状態からは 今回を含め、痛みが落ち着いてきたら
全身を施術して本当の正しい状態をカラダが覚えてくれる様にすれば

お仕事も、運動も 今後も引き続きたのしめるとは施術後の説明で
補足して終了。

神泉カイロプラクティック いわもと整体院