歩くと右膝の内側が痛い…その原因は腸骨稜の変位かもしれません|30代女性の症例から整体の視点で解説

【第1部】歩くと右膝の内側が痛い…その原因は腸骨稜の変位かもしれません|30代女性の症例から整体の視点で解説

歩くと膝の内側が痛い…それは膝だけの問題ではないかもしれません

「歩いていると右膝の内側が痛くなる」「階段の上り下りで違和感がある」「長時間歩いた翌日に膝がズキズキする」――このような症状でお悩みではありませんか。

病院でレントゲン検査を受けても「骨には異常ありません」と説明され、湿布や痛み止めで様子を見るよう勧められたものの、思うように改善しないケースは少なくありません。

実際には、膝そのものだけでなく、骨盤のバランスや腸骨稜の左右差、股関節や足部の使い方など、身体全体の連動が膝への負担に影響している場合があります。

今回は、当院へ来院された30代半ばのオフィスレディの症例をもとに、「膝の内側の痛み」と「腸骨稜の変位」の関係について、整体の視点から詳しく解説します。


症例紹介|30代オフィスレディに起こった右膝内側の痛み

今回ご紹介するのは、30代半ばのデスクワーク中心の女性です。

日常生活の特徴

  • 通勤時はローヒールで歩くことが多い
  • 勤務中はやや踵の高いパンプスを履いている
  • 長時間のパソコン作業が中心
  • 足を組む癖があり、自宅でも職場でも無意識に足を組んでしまう
  • 運動習慣はほとんどない

 

数か月前から右膝の内側に違和感を覚えていたものの、日常生活には大きな支障がなかったため、そのまま過ごしていました。

ところが、週末に台風が通過したあと、買い物などで普段より長い距離を歩いたところ、右膝の内側の痛みが強くなり、当院へ来院されました。


身体を確認すると膝だけでは説明できない状態でした

歩行や立位姿勢を確認すると、いくつか気になる特徴がありました。

①右膝のお皿が内側を向いている

左右を比較すると、右膝のお皿(膝蓋骨)が左側より内側へ向いている傾向がみられました。

これは、股関節や骨盤の位置関係、下肢全体のアライメントの影響を受けて生じることがあります。

②骨盤の左右バランスに差がある

骨盤周囲を評価すると、腸骨稜の高さや左右のバランスに違いがみられました。

腸骨稜は骨盤上部の目印となる部分であり、左右差がある場合には体重のかかり方や姿勢にも影響を及ぼすことがあります。

③股関節から足部まで連動性が低下

膝だけではなく、

  • 股関節
  • 足関節
  • 足部の支持性

にも左右差がみられ、歩行時に右膝へ負担が集中しやすい状態でした。


「腸骨稜の変位」とは何でしょうか?

整体では、「腸骨稜の変位」という表現を、骨盤の左右バランスや位置関係を評価する際の一つの指標として用いることがあります。

腸骨稜そのものが大きく移動するという意味ではなく、姿勢や筋肉の緊張、身体の使い方などの影響によって、左右の高さや触れ方に違いがみられる状態を評価する考え方です。

そのため、膝の痛みを考える際にも、膝だけではなく、

  • 骨盤
  • 股関節
  • 体幹
  • 足部

まで含めた全身のバランスを確認することが重要になります。


なぜ腸骨稜の左右差が膝へ影響するのでしょうか?

骨盤は身体の土台です。

土台に左右差が生じると、その上にある背骨だけでなく、下にある股関節や膝、足首にも影響が及ぶ可能性があります。

例えば、

  • 片脚へ体重をかける癖
  • 足を組む習慣
  • パンプスによる荷重変化
  • 長時間の座位姿勢

などが積み重なることで、左右の荷重バランスに偏りが生じることがあります。

その結果、歩行時に右膝の内側へ繰り返し負担がかかりやすくなり、違和感や痛みとして現れるケースも考えられます。

もちろん、膝の痛みには半月板損傷や靱帯損傷、変形性膝関節症など医学的な原因もあります。そのため、強い痛みや腫れ、外傷後の症状などがある場合には、まず医療機関での診察を受けることが大切です。


台風のあとに痛みが強くなった理由とは?

今回の患者さんは、「台風が過ぎた週末に長時間歩いたことで痛みが強くなった」と話されていました。

気圧の変化によって体調や痛みの感じ方が変わると感じる方は少なくありませんが、実際には気圧だけが原因とは言い切れません。

今回のケースでは、

  • 以前から蓄積していた膝への負担
  • 骨盤や下肢のバランスの偏り
  • 台風後の活動量増加
  • 長時間歩行

といった複数の要因が重なったことで、症状が表面化した可能性が考えられました。

そのため、痛みが出た「きっかけ」だけを見るのではなく、「なぜその状態になったのか」を全身から評価することが重要になります。


第2部では、

  • なぜ足を組む癖が膝へ影響するのか
  • パンプスと膝内側の痛みの関係
  • 当院で行った評価と施術の考え方
  • 自宅でできるセルフケア
  • 日常生活で再発を防ぐポイント

について、さらに詳しく解説します。

【第2部】なぜ右膝の内側が痛くなったのか?|足を組む癖・パンプス・腸骨稜の変位との関係を整体の視点から解説

前回は、30代半ばのオフィスレディの症例をもとに、「膝の内側の痛み」と「腸骨稜の左右バランス」についてご紹介しました。

今回は、その症状がなぜ起こったのかを、日常生活の習慣や身体全体の使い方という視点から掘り下げていきます。


足を組む癖は膝の内側の痛みに関係するのでしょうか?

患者さんにお話を伺うと、

「気が付くと右脚を上にして足を組んでいます。」

というお話がありました。

もちろん、足を組むことだけが膝の痛みの原因になるとは言えません。

しかし、毎日何時間も同じ姿勢を繰り返していると、

  • 骨盤周囲の筋肉
  • 股関節の動き
  • 体幹の左右バランス

などに偏りが生じることがあります。

その結果として、

  • 片脚へ体重が乗りやすくなる
  • 歩行時の荷重が左右で偏る
  • 膝へ加わる力の方向が変わる

といった変化につながる可能性があります。

整体では、このような**「生活習慣の積み重ね」と「身体の使い方」**にも着目して評価を行います。


パンプスが膝へ与える影響とは?

勤務中は少しヒールのあるパンプスを履くことが多いとのことでした。

パンプスそのものが悪いわけではありません。

しかし、

  • ヒールの高さ
  • 靴のサイズ
  • 足部の安定性
  • 歩き方

などによっては、

身体の重心が前方へ移動しやすくなる場合があります。

その状態で、

  • 骨盤が前傾しやすい
  • 股関節の動きが少ない
  • 太ももの前側ばかり使う

という歩き方になると、

膝関節への負担が増えやすくなることがあります。

さらに骨盤や腸骨稜の左右バランスにも偏りがあると、

右膝の内側へ負担が集中しやすくなるケースもあります。


「膝のお皿の向き」が教えてくれる身体からのサイン

今回の患者さんでは、

右膝のお皿が左よりも内側へ向いている様子が確認できました。

これは膝だけを見ても理由は分かりません。

実際には、

  • 股関節の内旋・外旋
  • 骨盤の回旋
  • 足部の支持
  • 体幹の安定性

などが複合的に影響している可能性があります。

つまり、

膝のお皿は「結果」であり、「原因」が別の場所にあることも少なくありません。


当院では膝だけを施術対象にしません

膝が痛いからといって、

膝だけを施術しても改善しないケースがあります。

当院では初回の評価で、

次のような項目を確認しています。

姿勢評価

  • 頭部の位置
  • 肩の高さ
  • 背骨のバランス
  • 骨盤の左右差

骨盤・股関節

  • 腸骨稜の左右差
  • 股関節可動域
  • 股関節周囲筋の働き

下肢

  • 脚長差の確認
  • 膝蓋骨の向き
  • 足関節の可動性
  • 足裏の荷重バランス

動作分析

  • 歩き方
  • 階段昇降
  • 片脚立ち
  • しゃがみ込み

これらを総合的に評価することで、

膝に負担が集中する理由を探していきます。


実際に行った施術の考え方

今回の症例では、

膝を強く押したり揉んだりする施術は中心ではありませんでした。

まずは、

  • 骨盤周囲のバランス
  • 股関節の動き
  • 体幹の安定性
  • 下肢全体の連動性

を確認しながら、

身体全体の動きがスムーズになるよう施術を進めました。

※施術内容は、患者さんの状態や評価結果によって異なります。


自宅で取り組めるセルフケア5つのポイント

施術だけでなく、

日常生活の工夫も再発予防には欠かせません。

① 足を組む時間を少しずつ減らす

完全にやめることを目標にするより、

「気付いたら足を戻す」

という意識から始める方が続きやすいでしょう。


② 長時間座る場合は30〜60分ごとに立ち上がる

座り続けると、

骨盤周囲の筋肉が硬くなりやすくなります。

数分歩くだけでも身体への負担は変わります。


③ パンプスとスニーカーを上手に使い分ける

通勤では歩きやすい靴を利用するなど、

足への負担を分散する工夫も有効です。


④ 股関節を動かす習慣を作る

歩幅を少し広げる

軽いストレッチを行う

など、

股関節を動かす機会を増やすことが大切です。


⑤ 痛みを我慢して歩き続けない

痛みが続く場合は、

無理に運動量を増やすのではなく、

一度身体全体の状態を評価することをおすすめします。


膝の内側が痛い方へ伝えたいこと

膝は身体の中間に位置する関節です。

そのため、

上半身からの影響も、

足部からの影響も受けやすい特徴があります。

実際には、

  • 骨盤
  • 股関節
  • 足部
  • 歩行
  • 姿勢

など、

さまざまな要素が組み合わさって膝への負担が生じます。

そのため、「膝だけ」に注目するのではなく、身体全体のつながりを確認することが、原因を考えるうえで大切な視点になります。


第3部では、

  • よくある質問(FAQ)
  • 医療機関を受診した方がよいケース
  • 整体を検討するタイミング
  • まとめ
  • SEO・AI検索を意識したメタディスクリプション
  • 内部リンク・関連記事案
  • コンバージョンにつながるCTA

まで含めた、公開用の完成版として仕上げます。

【第3部】膝の内側の痛みでお悩みの方へ|よくある質問・受診の目安・整体で大切にしている考え方

この記事のポイント(AI検索・Google AI Overview対策)

この記事でお伝えしたかった重要なポイントを、まず簡潔にまとめます。

  • 膝の内側の痛みは、膝だけが原因とは限りません。
  • 骨盤や股関節、足部の使い方、歩行バランスなどが膝への負担に影響することがあります。
  • 腸骨稜の左右差や姿勢の変化は、身体全体のバランスを評価する際の一つの手がかりになります。
  • 急な腫れや外傷、強い痛みがある場合は、まず整形外科など医療機関での診察を受けることが大切です。
  • 膝だけでなく身体全体を評価することで、再発予防につながる可能性があります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 膝の内側が痛いのは年齢のせいでしょうか?

A. 年齢だけで説明できるとは限りません。

加齢による変化が関係することもありますが、

  • 日常生活での身体の使い方
  • 長時間のデスクワーク
  • 歩行習慣
  • 運動不足
  • 股関節や足部の機能

など、複数の要因が重なっていることもあります。


Q2. 腸骨稜の左右差があると必ず膝が痛くなりますか?

A. 必ず痛みが出るわけではありません。

腸骨稜の左右差は、身体全体のバランスを評価する際の一つの所見です。

それだけで痛みの原因を断定することはできませんが、歩き方や姿勢、股関節・足部の機能などと合わせて評価することで、膝への負担を考える手がかりになることがあります。


Q3. 脚長差は改善できますか?

A. 脚長差にはさまざまな種類があります。

骨そのものの長さの違いと、姿勢や関節・筋肉の状態によって見かけ上生じる左右差では、考え方が異なります。

そのため、まずは原因を評価し、それぞれに応じた対応を検討することが重要です。


Q4. 足を組む癖は本当に膝へ影響するのでしょうか?

A. 足を組むことだけで膝痛になるとは言えません。

ただし、

  • いつも同じ側で組む
  • 長時間続ける
  • デスクワーク中心

という生活が続くと、身体の使い方に偏りが生じる可能性があります。


Q5. パンプスは履かない方が良いのでしょうか?

A. パンプスそのものが悪いわけではありません。

重要なのは、

  • サイズ
  • ヒールの高さ
  • 歩き方
  • 履いている時間

です。

足への負担を減らすために、通勤時と勤務中で靴を使い分ける方もいらっしゃいます。


Q6. 整体ではレントゲンで異常がない膝の痛みにも対応できますか?

A. 当院では、画像検査で異常が見つからなかった方でも、姿勢・歩行・身体全体のバランスを確認しながら評価しています。

ただし、急性外傷や重篤な疾患が疑われる場合には、医療機関での診察を優先していただくようご案内しています。


このような症状がある場合は、まず医療機関へご相談ください

次のような症状がある場合には、整体だけで判断せず、整形外科などの医療機関を受診してください。

  • 転倒やスポーツ外傷後の強い痛み
  • 膝が大きく腫れている
  • 発熱や赤みを伴う
  • 膝が動かせない
  • 体重をかけられない
  • 夜間も痛みが強い
  • 足のしびれや筋力低下を伴う

画像検査や血液検査などが必要になる場合があります。


当院が大切にしている評価の考え方

当院では、「痛みのある場所=原因」とは考えず、身体全体を評価することを大切にしています。

初回の評価では、

  • 姿勢
  • 歩き方(歩行分析)
  • 骨盤の左右バランス
  • 腸骨稜の状態
  • 股関節の可動域
  • 足関節・足部の支持性
  • 左右の荷重バランス

などを総合的に確認します。

今回ご紹介した30代女性の症例でも、右膝だけではなく、生活習慣や身体の使い方を含めて評価を行いました。

その結果を踏まえ、一人ひとりに合わせた施術やセルフケアをご提案しています。


まとめ

「膝の内側の痛み」は、半月板や靱帯、変形性膝関節症など膝そのものに原因がある場合もあれば、姿勢や歩行、骨盤・股関節・足部の使い方など、身体全体のバランスが影響している場合もあります。

今回の症例では、

  • デスクワーク中心の生活
  • 足を組む習慣
  • パンプスでの勤務
  • 長時間歩行
  • 骨盤周囲の左右差

など、複数の要因が重なっていた可能性が考えられました。

症状が長引く場合や繰り返す場合には、膝だけを見るのではなく、身体全体の状態を見直すことも選択肢の一つです。


当院へのご相談をご検討中の方へ

「レントゲンでは異常がないと言われたけれど、痛みが続いている」
「歩き方や姿勢も含めて原因を知りたい」
「膝だけでなく身体全体を評価してほしい」

このようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

いわもと整体院では、一人ひとりの症状や生活習慣に合わせて、身体全体のバランスを確認しながら施術方針をご提案しています。

対応エリア
渋谷区・神泉町・初台・幡ヶ谷・代々木上原・富ヶ谷・駒場・池尻大橋・代沢・目黒区青葉台など、近隣地域からも多くの方にご来院いただいています。


参考文献・診療ガイドライン(E-E-A-T強化)

本記事は症例紹介と整体的な考え方を中心に構成しています。疾患の診断や治療については、以下の公的機関・学会・診療ガイドラインも参考にしてください。

公的機関・学会

  • 厚生労働省「国民生活基礎調査」
  • 日本整形外科学会(JOA)
  • 日本膝関節学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本運動器科学会

参考ガイドライン

  • 変形性膝関節症診療ガイドライン
  • 膝靱帯損傷診療ガイドライン
  • 半月板損傷に関する診療指針
  • 運動器疼痛に関する診療ガイドライン

※本記事は一般的な医学情報および整体の評価・施術に関する考え方を紹介するものであり、特定の診断や治療を目的としたものではありません。症状が強い場合や長引く場合は、医療機関での診察をおすすめします。


神泉カイロプラクティック いわもと整体院